株式会社JERAの子会社である株式会社JERA Crossは、このたび、24/7 カーボンフリー電力※1実現のための蓄電池最適制御技術に関する特許(特許番号:7678926、以下「本特許」)を取得しましたので、お知らせします。 近年、気候変動対策として再生可能エネルギーの活用が進んでいます。国際的には「24/7カーボンフリーエネルギー」を実現する必要性が提唱されており、1日24時間、年間を通じてカーボンフリー電力を供給する取り組みが広がっています。こうした動きを受け、当社はこれまで、日本で初となる水素専焼のゼロエミッション火力発電による電力の商用利用など、24/7カーボンフリー電力の実現に向けた取り組みを進めてまいりました(2024年11月29日プレスリリース)。 24/7カーボンフリー電力の実現および提供における最大の課題は、 太陽光や風力などの再生可能エネルギーが天候や時間帯に大きく左右されることです。安定した電力供給のためには、再生可能エネルギーだけでは需要に対して不足する電力を賄えないことから、調整可能電源等によって効率的かつ安定的に補う必要があります。当社はこの課題を解決すべく技術開発を進めており、2025年1月、電力の需要予測と再生可能エネルギーの発電予測、そして調整可能電源の供給最適化制御を組み合わせた新たな電力供給システムに関する特許を取得いたしました24/7 カーボンフリー電力供給に向けた予測・最適制御技術となる 「Point 24/7」の特許取得について このたび新たに取得した特許は、24/7カーボンフリー電力供給のための蓄電池の充放電制御技術です。求められるカーボンフリー電力量を満たし、かつ電力売買収益が最大となるように蓄電池充放電を最適制御することができます。 また、この最適化・管理のために、充放電電力や蓄電池残量について、どの程度カーボンフリー電力であるかを管理することができます。このシステムにより、不安定な再生可能エネルギーを補完しつつ、24/7カーボンフリー電力の安定供給を支援します。また、夜間や雨天時でも環境負荷を抑えた電力供給を実現し、持続可能な脱炭素社会の構築に貢献します。 当社は、今回の取り組みを通じて、引き続き、持続可能な地球環境と社会の実現に向けて、世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供してまいります。 発明者代表である、当社取締役CPO一倉健悟ならびにCTO大杉慎平は、「本技術は、再生可能エネルギーの不安定さという課題に対し、蓄電池を活用した最適な制御によって、24時間365日カーボンフリーな電力供給を実現するための重要な一歩です。今後、実運用を通じてこの技術をさらに磨き上げ、多くの企業や地域で活用いただくことで、脱炭素社会の実現に貢献していきたいと考えています。」と述べています。※1 「24/7(twenty - four seven)カーボンフリー電力」は、毎日24時間・毎週7日間、すなわち年間365日にわたってCO2を排出しない電力の名称。経済産業省の「電力の小売営業に関する指針」に従い、需要電力量の100%について、CO2ゼロエミッション電源(再生可能エネルギー発電設備・水素発電設備等を意味します)を電源構成とし、 非化石証書の使用による環境価値をともに供給することを意味しており、 燃料の製造・輸送等のライフサイクルを含めてCO2が排出されないことを意味するものでは ありません。【本技術活用イメージ】このイメージ図はPCでの閲覧に最適化しております【JERA Crossについて】 JERA Crossは、企業顧客のグリーントランスフォーメーション(GX)に向けた未来像の設計や戦略の策定を支援。また、電力の脱炭素化に必要な再生可能エネルギーの開発・供給まで、一貫したサポートを提供。さらに、JERA Crossは24時間365日CO2を排出しない電力の安定供給を実現することで、企業の課題解決と事業変革、CO2排出削減に貢献することを掲げている企業ホームページ:Top | JERA Cross技術紹介ページ:24/7カーボンフリー技術紹介