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【法務】電力業界未経験から最前線へ|GX法務の“おもしろさ”

【法務】電力業界未経験から最前線へ|GX法務の“おもしろさ”

はじめに

今回のゲストは、電力業界未経験ながら、GXという最前線で「ビジネスと法律の橋渡し役」として活躍する山川剛司さん。

「法務という専門性を武器に、新しい領域で挑戦したい」──そう語る山川さんが、なぜJERA Crossという舞台を選んだのか。業界の常識を越え、知的好奇心あふれる仲間たちとともに挑み続ける日々。その中で見えてきた“GX法務”のリアルと、山川さんが生み出そうとしている新たな価値をお届けします。

これまでのキャリア|法務を軸に、多様な業界を経験

── まずは自己紹介をお願いします。

新卒で産業機器の卸売会社に入社して、約10年間、多岐にわたる管理業務を担当してきました。そのなかで次第に「法務の仕事を自分のキャリアの柱にしたい」という思いが強くなっていったんです。

ただ、すぐに法務への転職ができるわけではなかったので、内部監査の仕事をしながら法務業務にも携われる物流会社に転職しました。商社系の企業だったこともあり、幅広いビジネスを見ることができて。より多様なビジネスで法務経験を積みたいという思いから、転職を重ねてきたというのがこれまでの経歴ですね。

JERA Crossは、電力業界の中で非常に新しいビジネスにチャレンジしている魅力的な会社だと感じて、ぜひここで挑戦したいと思い、入社を決めました。

入社前の不安と、入社後のリアル

── 電力業界未経験でのチャレンジということですが、入社前はどんな心情でしたか?

選考の段階で丁寧に説明していただいたものの、制度や仕組みが非常に複雑で、「自分にキャッチアップできるだろうか」という不安は大きかったです。 ただ一方で、面接を通じて多くのメンバーと話すなかで、「この人たちと一緒に働きたい」というワクワクがどんどん強くなっていきました。

── 入社後、変化はありましたか?

面接でお話しした方々とのギャップがまったくなく、「一緒に働きたい」と思った印象のまま日々を過ごせているので、安心して仕事に取り組めています。

ただ正直、「電力業界、大変だな」というのは実感しています(笑)。

── どういうところで大変さを感じますか?

まず、制度が非常に複雑だという点です。さらに、JERA Crossが属している領域は、さまざまな制度改革を経て“新しいビジネス”に挑もうとしているフェーズ。いわば前例のない環境なんです。

そのため、事業に関わる法的課題も、明確な教科書があるわけではなく、専門的な視点で整理しながら、必要に応じて外部の知見も取り入れていく必要があります。

新しい課題に直面する場面が多く、そこに大きなやりがいを感じる一方で、“挑戦と苦労は常にセット”という感覚です。

── 他業界との違いは感じますか?というのも、商社や物流業界では、インコタームズのように取引ルールが明確に定められていて、責任の範囲や分岐点がガチッと決まっているイメージがあります。

JERA Crossはテイラーメイドでビジネスモデルから提案することがあるので、”明確な枠組み”が適用しないケースも多いんですよね。

というのも、消費財系の業界などでは、ある程度確立された基準の中でリスクを判断する“教科書的な法務”が求められますが、ここではむしろ「前例のないテーマにどう向き合うか」という姿勢が大切です。大前提となるルールを踏まえながら、「JERA Crossとして最も適切なやり方は何か」を自分たちで考え、形にしていく。それが大変さでもあり、醍醐味でもあるんです。

現在の業務|経験を活かしながら、新領域をキャッチアップ

── 具体的に、現在はどのような業務を担当されていますか?

まずは、自分のこれまでの経験を活かせる業務からスタートしています。いきなり手に負えないようなテーマに取り組むのではなく、段階的にキャッチアップしていく形ですね。 具体的には、NDA(秘密保持契約)や業務委託契約といった、他業界でも共通する契約業務を中心に担当しています。また、取締役会対応などの「機関法務」と呼ばれる領域も、企業として共通する部分が多く、ここから取り組み始めました。

JERA Cross ならではの理解を深めるために、現在は電力制度に関する業務にも少しずつ携わっています。業界特有の仕組みを学びながら、「法務としてどう価値を出せるか」をまさに模索しているところです。

── 電力制度のモニタリングは具体的にどのように行っているのでしょうか?

まず、モニタリングの対象となるのは、制度を策定していく各種の審議会です。たとえば国の審議会や、関係機関が発信する情報などを継続的にチェックしています。私自身もまだ理解を深めている段階ですが、それらの情報を適切に整理し、社内に共有していくことが重要だと感じています。

情報源としては、経済産業省の資源エネルギー庁などが発信する審議会資料や公表データが中心です。それらをいかにタイムリーに、そして分かりやすく社内に届けるか。現在はまだ簡単なサマリーをまとめる程度ですが、そうした小さな付加価値の積み重ねこそが、法務としての信頼や貢献につながると考えています。

── そうした小さな付加価値から、社内での会話が生まれることはありますか?

ありますね。私自身、まだ学びの途中ではありますが、JERA Crossには多彩な専門性を持つメンバーがたくさんいるので、あるトピックをきっかけに「こう考えているんですけど、どう思いますか?」と話すと、「この観点も見てみたら?」と新たな視点をいただけることが多いです。

まだ理解が追いつかない部分もありますが、そうしたやり取りを重ねて情報を自分の中に蓄積していくことで、いずれは社内により的確に情報を届けられるようになるのではと感じています。

明確な形があるわけではないですが、トピックをもとに社内のさまざまな方と議論しながら、次のアクションを考えていく。まさにそのプロセスを日々実践しているところです。

JERA Crossのメンバーの特徴|知的好奇心の高さと専門性

── 社内でのやり取りの中で、JERA Crossならではの文化を感じることはありますか?

電力業界特有というより、JERA Crossの特徴だと思うのですが、知的好奇心が高く、専門性のある方が本当に多いと感じます。 もちろん若い方も多く、私と同じように長年この業界にいたわけではない方もいらっしゃいますが、それぞれが強い探究心を持ち、自ら学び続けている印象です。

たとえば「このテーマ、どう思いますか?」と話を振ったときに、「え?」と止まる人はいません。「自分はこう見ている」とすぐに意見を共有してくれる。そのやり取りがとても刺激的で、「じゃあ自分もこの資料を読んでみよう」「この分野を深掘りしてみよう」と自然に学ぶモチベーションにつながっています。

── いい刺激ですね。

本当にいい刺激です。日々、身が引き締まります(笑)。

守りと攻めのバランス|まずは守りを固めて、次のステップへ

── 法務としては、守りを固めつつも、どこを見てどう攻めていくかを考える必要があると思います。そのバランスはどのように意識されていますか?

正直なところ、今はまだ「守り」に重きを置いている段階です。

「攻め」という意味では、制度が変化していく中でJERA Crossとしてどんなサービスを提供できるのか、それが法律上問題ないか、契約条件をどう設計するか──そういった部分が該当すると思います。営業の方々から「こういう取引をしたい」と日々相談を受けることも多く、実際にその落とし込みに関わる機会も増えています。

ただ現時点では、法務が主導して提案をリードするというよりは、まず「守りの土台」をしっかり築いている段階だと感じています。今後、守りの範囲が明確になり、「ここまでは大丈夫」「ここは裁量で動ける」といった線引きが精緻に見えてくれば、ビジネスを進めるメンバーとより能動的に議論しながら、「こういうやり方もあるのでは?」と提案できるようになると思います。

そうした発信は、日々の契約対応だけでなく、JERA Crossで活発に行われている社内ミーティングの場でも意識的に行っていきたいですね。今はまだ、「トンチンカンなことを言っちゃいそうだな」と思って躊躇してしまうこともありますが(笑)、そこを乗り越えていくのが今の自分の目標のひとつです。

── 営業の方々とのやり取りはスムーズですか?

私は現在、主要な契約を直接担当しているわけではありませんが、キャッチアップのために営業関連の会議やミーティングにも積極的に参加させていただいています。そこで感じるのは、非常に丁寧に議論を重ねながら検討を進めているということです。

ミーティングでは、「JERA Crossとして本当に取り組むべき価値のあるビジネスなのか」という根本的な問いが常に投げかけられています。また、「提案を急ぎすぎていないか」「安請け合いになっていないか」「リスクとリターンのバランスは取れているか」といった観点も、日常的に自然と議論に上がるんです。

ベンチャー的なスピード感や勢いのある会社でありながら、意思決定のプロセスはしっかりしている。そこがJERA Crossの強みだと感じます。むしろ法務としては、しっかりと自分たちの見解を示すことで、予期せぬリスクを未然に防ぎ、事業をより健全に進めるサポートができる──そんな意識で日々関わっています。

── 皆さんコンプライアンス意識が高い印象ですね。

そうですね。全員が「全体最適」や「コンプライアンス遵守」を大前提として持ちながら、その上で徹底的に議論を重ねています。

スピードを優先しつつも、決していい加減にはしない。むしろ「どうすればスピードと正確性を両立できるか」を本気で考えて動いているのが、JERA Crossらしさだと思います。

私自身、これまで複数の企業を経験してきましたが、ここまでしっかり議論を尽くしたうえで一つの結論を出していく組織はなかなかありません。 繰り返しになりますが、“堅実さ”と“スピード感”を両立している点に、JERA Crossという会社の強さと魅力を感じていますね。

GX・電力業界ならではの体験

── GX領域の法務ならではだな、と感じるエピソードはありますか?

やはり「先進性の高い取り組みをしている会社だからこそ、どんな点が法務上の論点になり得るか」という感度がより強く求められると感じます。 例えば法務の議論の中では、下請法(来年からは適正取引法に改正予定)など、社外への委託契約に関する論点はよく出てきます。委託先と適切に合意が取れているか、取引条件が公正かといった基本的な確認はもちろん重要です。

ただ、GX特有の新しい技術や仕組みに関しては、さらに広い視点が必要になります。たとえば最近話題に上がる「アワーマッチング(時間単位の再エネマッチング)」のような概念も、今すぐ法的課題になるわけではありませんが、今後ガイドラインや制度設計の中で論点化する可能性があります。 そうした新しいテーマに対して、日頃からアンテナを高く持ち、社内の議論や情報共有にしっかり耳を傾けておく。その“先を読む姿勢”こそ、先進的な事業を推進するJERA Crossの法務として求められる役割なのだと感じています。

──まだ世にないもの、日本ではまだルールメイクされていないものがあったりしますもんね。

そうなんです。

── そうした新しい領域をキャッチアップしていく中で、意見がぶつかる場面もあると思います。そういう時はどのように整理していくのでしょうか?

実は、先進的なテーマだからといって大きく意見が割れることはあまりありません。法務としては基本的に保守的な立場から見解を出すことが多いのですが、チーム内での方向性は比較的一致していると感じています。

そのうえで、「適法に進めることは大前提」という共通認識が全社的にあるので、衝突というよりは「じゃあどう進めていこうか?」という建設的な議論になります。 「本当に実現できる範囲はどこまでか」「どう整理すればスムーズに進められるか」──そうしたテーマを丁寧に話し合いながら、皆で最適解を探していくスタイルですね。

内部で圧力があるというよりは、むしろ全員が同じゴールを目指して「どうすればできるか」を全力で考えている感覚です。だからこそ、自分自身もその議論の中で本当に価値を出せるように、全力で取り組まなければと日々感じています。

── 一人ひとりのレベルが高く、専門性が深いからこその環境ですよね。

本当にそう思います。

今後のキャリアビジョン|リスク管理への視野を広げて

── 今後のキャリアについてお伺いします。法務という専門性を軸にしながらも、JERA Crossで叶えたいことや挑戦したいことはありますか?

法務からまったく別の職種に行くというわけではありませんが、個人的には“リスク管理”の領域をもっと広く、体系的に捉えられるようになりたいと思っています。現在は他のメンバーが担当している領域も多いのですが、自分でも学びながらその知見を深め、法務の枠を超えて、会社全体のリスクを俯瞰的に見られるようになりたいと考えています。

JERA Crossでは、今後ビジネスの量的拡大だけでなく、質的な変化も加速していくはずです。その中で「どこにリスクがあるのか」「どう対応すればよいか」を整理し、営業や他部署と連携して解決の方向性を示せるような存在になりたいですね。

リスク管理は、一緒に課題を解決する立場でありながら、同時に“第三者的な視点”を持つことも大切です。自分自身の仕事を自分でチェックするのではなく、セカンドライン、サードラインとして組織全体に適切な牽制が効く体制を築く──そうした仕組みづくりにも興味があります。

まずは日々の業務の中で、リスクの兆しをいち早く見つけ、関係者にフラグを立てられるようになること。そこから、自分のキャリアの幅を着実に広げていきたいと思っています。

── ビジネスに対する興味は、もともと強かったんですか?

そうですね。個人的な話になりますが、昔からビジネススキームを見るのが大好きなんです。 関係者がどういう立ち位置で、どんな機能を果たしていて、リスクとリターンをどう分配しているのか。そういう構造を考えるだけでワクワクしてしまいます。

── ビジネスモデルを調べてお酒が飲めるタイプですか?(笑)

そうなんです(笑)。現場のリアルな議論──日々メンバーが「お客様にとっての価値は何か」を真剣に考えながら設計している話を聞くのは本当に楽しいですね。

そうやってさまざまな制約の中で「この価値を出せるのはJERA Crossだけだよね」と話している瞬間があって、その会話を聞いていると、心からこの仕事を面白いと感じます。

── 現場に一緒に提案しに行く日も近そうですね。

確かに(笑)。でも、そのくらいオープンでフラットに意見を出し合えるのがこの会社の良さだと思います。

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