電気料金の上昇や異常気象など、エネルギーをめぐる課題は企業経営にとって身近なテーマになっています。多くの企業が脱炭素に取り組む一方で、「何から始めればよいか分からない」「コストとの両立が難しい」という声も多く聞かれます。
JERA Crossは、こうした脱炭素を企業の競争力に変えることを使命として設立されました。
株式会社JERA Crossは、日本最大級の発電事業者であるJERAの100%子会社です。2023年4月に設立し、2024年6月1日に本格的に事業を開始しました。
「世界をエネルギーの制約から解き放つ。クリーンエネルギーをすべての人へ。」をパーパスに掲げています。エネルギー、テクノロジー、コンサルティングを組み合わせ、お客さまの成長と変革を共に実現する伴走型パートナーを目指しています。
会社名
株式会社JERA Cross
設立
2023年4月28日
事業開始
2024年6月
代表者
代表取締役社長 一倉 健悟
資本金
1億円
本社所在地
〒103-0027 東京都中央区日本橋3丁目11-2 Hi-gs日本橋10階・11階
親会社
株式会社JERA(100%出資)
主な登録
小売電気事業者(登録番号:A0882)、特定卸供給事業届出事業者、非化石価値取引仲介事業者
役員の詳細は会社概要をご覧ください。
JERAグループの事業基盤と信用力を活かしながら、スタートアップとして自律的に意思決定し、事業を進めています。この「メガベンチャースタートアップ」という立ち位置が、JERA Crossの特徴です。
日本の電力需要は、2023年度まで減少傾向が続いていました。しかし現在は、データセンターや半導体工場の新増設により、増加に転じる見通しです。一方で、企業が求める再生可能エネルギーの供給量は限られています。そのため、クリーンな電力をいかに確保するかが、多くの企業にとって経営課題になっています。
お客さまからは、次のような声をいただいています。
再生可能エネルギーを導入したいが、安定供給が心配である
脱炭素の目標は立てたが、具体的な実行方法が分からない
コストと環境価値のバランスをどう取ればよいか分からない
JERA Crossは、戦略の策定から電力の調達・供給までを一貫して担うことで、これらの課題の解決に取り組んでいます。
JERA Crossの事業は、GTSとGEMの2つの柱で構成されています。
経営の視点から、お客さまのGX戦略の策定を支援します。詳しくはGXサービスをご覧ください。
脱炭素ロードマップの策定
制度対応の支援
脱炭素を起点としたビジネスモデルの共創
単なるCO₂削減にとどまらず、お客さまの事業特性を踏まえて、競争力につながる戦略を共に考えます。
脱炭素に必要な電力の調達・供給を担います。
太陽光PPAサービス(オンサイト・オフサイト、バーチャルPPA)
再生可能エネルギー電源の開発・調達
24/7カーボンフリー電力とは、電力の由来を1時間単位で追跡し、24時間365日CO₂を排出しない電力を供給する仕組みです。JERA Crossは、発電と需要を1時間単位で照合するHourly Matchingの技術を用いて、この供給の実現に取り組んでいます。関連する予測・最適制御技術「Point 24/7」では特許も取得しています。技術の詳細は技術情報をご覧ください。
これらの電力供給は、JERAグループの電源に加え、自社による電源開発や市場からの調達など、複数の調達手段を組み合わせて行っています。
「コンサルティングのみ」「電力供給のみ」を担う企業は数多くあります。JERA Crossは、その両方を一貫して提供できる点に独自の価値があります。
※「24/7(twenty-four seven)カーボンフリー電力」は、毎日24時間・毎週7日間、すなわち年間365日にわたってCO₂を排出しない電力の名称です。経済産業省の「電力の小売営業に関する指針」に従い、需要電力量の100%について、CO₂ゼロエミッション電源を電源構成とし、非化石証書の使用による環境価値をともに供給することを意味します。燃料の製造・輸送等のライフサイクルを含めてCO₂が排出されないことを意味するものではありません。
JERAは2015年、東京電力と中部電力の共同出資により設立されました。2019年には両社の既存火力発電事業を統合し、国内の発電電力量の約3割を担う日本最大級の発電事業者となりました。
JERAは2020年に「JERAゼロエミッション2050」を公表し、2050年時点でCO₂排出量の実質ゼロを目指しています。火力発電を主力とする企業にとって、脱炭素の実現は容易な道のりではありません。お客さまの脱炭素を戦略から実装まで支える専門組織として、JERA Crossは誕生しました。
社内の一部門ではなく別会社として設立したのには理由があります。変化の速いエネルギー市場に対応できる意思決定のスピードと、柔軟な事業運営を実現するためです。
東宝株式会社様
JERAグループとして、水素のみを燃料とするゼロエミッション火力で発電した電力の商用利用を、日本で初めて実現しました(2024年11月時点、JERA調べ)。JERA Crossを通じて、東宝スタジオへの電力供給を行っています。
2030年ごろまでの24/7カーボンフリー電力の実現を目指し、カーボンフリー電力を段階的に導入しています。本プロジェクトは2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。
ヤマトグループ様
JERAとヤマト運輸が締結した、物流の脱炭素化に向けた基本合意書(2024年10月)に基づき、取り組みを進めています。
JERA Crossは、ヤマトエナジーマネジメントの電力事業を、アグリゲーションコーディネーターとして支援しています。将来的には、ヤマトグループへの24/7カーボンフリー電力の供給を目指しています。
JR東日本グループ様
アトレ大井町とルミネ横浜に、オフサイト型コーポレートPPAによる再生可能エネルギーを供給しています(2025年2月開始)。
千葉県内の駅ビル「ペリエ」4施設に、県内の太陽光発電所由来の電力を供給しています。地域の電力を地域で使う「千産千消」の取り組みです(2025年8月開始)。
いずれも、JERA Crossがアグリゲーターとして電力と環境価値を束ねています。
東京地下鉄株式会社(東京メトロ)様
太陽光バーチャルPPAを通じて、本社ビルのCO₂排出量の実質ゼロ化に取り組んでいます。
このほか、食品・エンターテインメント・スポーツ・半導体など、幅広い業界のお客さまとの取り組みを進めています。詳しくは導入事例とニュースをご覧ください。
JERAグループの強み
スタートアップの強み
国内の発電電力量の約3割を担う事業基盤
少数精鋭のチームによる迅速な意思決定
グローバルな燃料調達網とトレーディング力
フラットな組織構造
産業界からの信頼
新しい事業モデルへの挑戦
この両方を備えることで、大規模な構想を迅速に実装できます。
JERA Crossには、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが在籍しています。
戦略コンサルティングファーム出身のメンバー:経営・事業戦略の視点からGXを設計
JERA・電力会社出身のエネルギー専門家:電力システムと需給運用の知見を提供
デジタル・テクノロジーの実務家:Hourly Matchingなどのソリューションを開発
脱炭素の制度・規制に精通したメンバー:国際的な基準や制度への対応を支援
JERA Crossは、単独ではなくパートナー企業と共に事業を進めています。主な協業は次のとおりです。
各分野の企業と協業しながら、お客さまの課題に合わせて最適な解決策を組み立てます。
JERA Crossが目指すのは、CO₂排出ゼロの達成だけではありません。誰もがクリーンエネルギーを当たり前に使える社会、そして事業の成長と環境への貢献が両立する社会の実現です。
脱炭素やクリーンエネルギーを起点とした価値創造が、企業成長の当たり前となる社会を、お客さまと共に実現していきます。
JERA Crossは、事業を開始して間もない会社です。だからこそ、既存の枠組みにとらわれず、お客さまにとって本当に必要な解決策を形にすることができます。
エネルギーという地球規模の課題に、JERAグループの実行力と、一人ひとりの挑戦で向き合っています。この挑戦に、仲間として参加しませんか。
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